東京で漬物の製造と卸販売をする会社の社長であった父は、漬物全般を扱う会社の一つの商品として、昭和40年ごろにキムチの製造を開始しました。まだ、日本において、キムチは一般的なものではなかった時代でしたが、「これからはキムチの時代!」と、かなり力を入れて取り組んだのがキムチでした。
生粋の日本人である父のキムチ作りに対する思いは、韓国伝統のキムチを参考にしながらも、それとは一線を画して、一番に、 日本人に好まれること、日本の食卓に合うこと、そしてたくさんの方に愛される美味しさ!を求め、製品作りを行ってまいりました。
この一見 当たり前で簡単なように思えることこそ、香寿庵のキムチの原点であり、これを常に念頭に置き、第一線で研究し続けた父は、業界でキムチの漬け業師 とも呼ばれました。
「酸味とか、臭みがある方がいいという人もいるけど、
日本人には、
やっぱり抑えたほうが好まれるんだよ。」
「白菜のカットはこういう風にすると、口の中に入れた時に、他のものと
うまく混ざり合って、おいしくなるんだよ。」
「白菜の具材と白菜の量の比は ○対○ (ごめんなさい、これは企業秘密です)。
ものすごく中途半端な数字だけど、これが研究してきた結果、
おいしく漬けられる数字だから。」
そして、
「うちのキムチにはな、魔法の粉を入れてあるからな。
一度食べたら病みつきになって、また食べたくなるんだよ^^」
・・・と、
キムチについてのさまざまな話を聞かされましたが、
思いはただ一つ!日本にいるたくさんの方に美味しく食べてもらえるキムチを作りたい!というものでした。
キムチにする白菜や、キムチの素となる具材選びはもちろん、白菜のカット方法、下漬け方法などなど、あらゆる面において、試行錯誤を加え出来上がったのが、醤油ベース香寿庵のキムチです。
国産にこだわる
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